2004年12月06日
タクシー乗務員に車内禁煙
日本の公共交通が概ね禁煙に移行した現在、タクシーも例外ではないだろう。
今回の日本交通(東京)は、全車両で乗務員の車内喫煙を禁止するらしい。タバコの臭いを嫌うお客に配慮した営業戦略らしいが、客の喫煙は禁じてない中途半端な決定をみると非喫煙者の意見や体験談は、蔑ろにされたに等しい。
確かに喫煙時代は、タバコを煙たいと思ったことはあったが臭いという感覚は乏しかったので、俄かには、臭いとする表現を信じがたかったが、今では心地よいとは到底思えない臭いを嗅ぎ分ける事が、幸か不幸か出来るようになりました。
少し考え方を変えて、タクシー車内での喫煙は、吸殻で灰皿を汚しタバコの臭いをばら撒くのなら、喫煙を有料とする方法もありそうなのだが、どうなのだろうか。これなら短い距離で無駄にタバコを吸わないだろうし、余分に払わないでいい分、非喫煙者にも理解が得易いと思うのである。
こうした提案や試みに対して、喫煙者が疎外感だけを感じるのではなく、喫煙マナーを見直すというプロセスを付け加えてくれると今後の分煙論議にもいい影響がありそうだ。一足早く、禁煙車を走らせているMKタクシーもお客の禁煙を徹底するまでには至ってなく、ここでも喫煙者のモラルが問題になりそうな気配なのだ。
必ず禁煙車では吸わないか、或は、乗らないという行動をとっていれば、現状のようにタバコが吸えるタクシーも残るだろうが、喫煙者が自分勝手な行動を取る状態が続けば、全面禁煙という対応になる成らざるを得ないだろう。
今後、喫煙者が自由に吸える範囲を確保出来るかどうかは、喫煙者自身の行動次第という事なのだ。この流れは、もう止められないだろう。
参考記事:11/29北海道新聞「タクシー乗務員に車内禁煙 日本交通、業界初の罰則も」より
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お勤めご苦労様です、ハマレオさん。
悲しい事に喫煙者自ら喫煙スペースを減らす方向になりそうですね。
タクシーは密室度も高いですから、受動喫煙の被害にも対象にも成り易いでしょう。
全面禁煙も思っているより早く実現するかもしれませんね。
はじめまして。
僕は埼玉県川越市内でタクシーの運転手をしています。
僕は今まで30年生きてきて、タバコなんてものはくわえたことすらありません。
親父がヘビースモーカーで、それを見ていて辟易してしまったクチです。
さて、日本交通で運転手禁煙という流れになったそうですが、実は僕が所属している東京無線グループ(川越なのに)でも、実はすでに運転手禁煙というのが乗務員手帳に明記されています(15年の11月1日からです)。
ただ、特に罰則はなく、皆車内で堂々とタバコを吸いながら運転しているのが現状です。
一応各車にひとつずつ携帯灰皿が配られたのですが、使っているのを見たことがありません。
以前、お客さんが乗って行き先を告げるなり、何も言わず、窓も開けずにタバコに火をつけたので、少し窓を開けたところ、それだけで会社にクレームがいったことがありました。
しかも、結構怒られました。
たかだか2~3分の乗車時間なのに、と言ってしまっては運転手失格かもしれませんが、それでもそう思わずにはいられませんでした。
メディアではいろいろ言っているようですが、それに反してタクシーの全面禁煙はまだまだ実現しない、というのが現場の運転手の率直な考えです。
個人タクシーなら、各車単位で禁煙車の設定ができるのですが、無線営業主体の法人ではそうはいかない面もあります。
無線でタクシーを呼んだら、禁煙車が来た。オレはタバコが吸いたいのに、というお客さんだったら問題ですし、かといって無線オペレーターがいちいち禁煙・喫煙の確認をするというのも結構手間が増えるからです(ましてウチの事務所の連中は面倒くさがりですし)。
運転手側から会社に禁煙車の設定を訴えても馬の耳に念仏。ヘビースモーカーの集まりに、嫌煙家がひとり意見しても何も変わりません。
やはり、タクシーセンターやタクシー協会が全面禁煙を打ち出すまでは、タクシーから紫煙や悪臭が消えることはないと思います。
有料喫煙制も、絶対に運転手単位で徴収したりしなかったりといったことになるので、やっぱり取りづらい面があります。取ろうとするだけで文句を言われるのは目に見えていますし、おそらく実現は難しいでしょう。
タクシーの運転手は、健康増進法の外にいます。
これが現実です。