2005年05月11日

路上喫煙と吸う権利

路上を禁煙区域に指定する自治体は、2002年10月の東京都千代田区を皮切りに増加の一途といえるが、その効果の程や内容を正しく伝える機会があまりにも少ないのと感じるのは、私が大阪に住んでいるからだろうか。確かに、吹田市江坂駅周辺という全国的に見れば狭くて印象の薄い地域でしか実施していないので、全国ニュースに登場する事は、禁煙を巡って何か事件でもない限りないだろう。

読売新聞の記事にも江坂駅周辺の禁煙区域は、なぜか存在していない。もしかしたら、実際にも有名無実状態なのだろうかと疑わしくなるのは、やはり私が大阪在住だからかもしれない。

記事の中で気になった部分があった。【4月から禁煙条例が施行された我孫子市でも「事前の検討会で、『吸う権利もある』との意見が出た」と、喫煙所を整備する。】という部分だ。私も喫煙者の頃、タバコ税を払っているのだから、当然「吸う権利」なるものがあると思っていたし、漠然と権利侵害に腹を据えかねていたものだ。

さて、この「吸う権利」とは、具体的にどんな権利なのだろうか。タバコ税の納税という義務を果たした対価は、もちろんタバコを吸う権利だろう。ただし禁煙区域と定められた場所やそれを定める条例自体を反故にする権利ではないはずだ。簡単な話し、他人の顔に煙を吹きかける権利などなく、権利を行使するには最低限のモラルを要求されるし、社会生活を混乱させる権力など付随していないのだ。

要するに、「吸う権利」とは、納税という義務を果たし対価を払った時点で、そのタバコを携帯する自由があり、喫煙に関して制限さえなければ、いつでも「吸うことができる権利」ではないだろうか。それは、「吸う権利」があるにしても今時、飛行機の中で堂々と喫煙する人が皆無である事が証明しているともいえる。

結論として、権利と呼ぶには多少の違和感があるかもしれない。むしろ「吸う自由がある」と表現を改めた方がいいのかもしれない。しかしだからといって、社会生活を営む1人として「吸う自由」を謳歌するには、「責任」という社会的・道徳的正当性に裏付けられた社会性が不可欠なのも確かだ。

閑話休題。厚生労働省研究班の「多目的コホート研究」(事務局・国立がんセンター予防研究部)は、約十万人が対象で10年以上を費やした壮大な生活習慣と病気の追跡調査だ。もちろん耳が痛い内容です。

たばこに関するニュース


読売新聞: 喫煙所どーする?路上禁煙の自治体


東京新聞: あなたの生活 病気との関係は?追跡10万人 90年から厚労省研究

※禁煙の輪を広げる為に、あなたの一票をクリック!

Trackback on "路上喫煙と吸う権利"

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» 江坂 禁煙エリア

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昨日吹田市江坂に久しぶりに降り立った 予備校の友達とご飯を食べるために来 ふ... [続きを読む]

» 煙草

  • 2005年09月15日 21:11
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とりあえず私の進行方向と風上で吸うのは止めてくれ。 吸った直後に近くに来ないでくれ。 吸う人とキスすると臭い。 激しく極論だが 「煙草吸うような馬鹿にマ... [続きを読む]

» ホワイトTBプロジェクト (TBがTBを呼ぶ!) 「歩き煙草対策別のアプローチ」

  • 2005年09月20日 18:34
  • from 歩きタバコやめて下さいぃぃぃ (お願いです)

■歩き煙草対策のためTB署名募集中■ http://www.ad-c.or.jp/ 公共広告機構に、受動喫煙の被害をうったえる広告をつくってくれって、みんなでお... [続きを読む]

» JR吹田駅周辺が「禁煙地区」に 3月から 江坂に続き

  • 2007年01月18日 01:31
  • from スイタウェブ ブログ

吹田市は3月1日から、吹田市環境美化に関する条例に基づいて、JR吹田駅周辺を喫煙禁止地区に指定する。 [続きを読む]

Comment on "路上喫煙と吸う権利"

いいんです。TBは突然やってくるものです。(笑
こちらも江坂駅周辺の生情報、大変参考になりました。

  •   Tsunebomb
  • 2005年05月18日 19:19

突然のTB失礼いたしました。

禁煙に関するブログかなり参考になります。
私は喫煙者ですが、当ブログでも今後喫煙に関する記事を随時取り上げていこうと思ってます。

これからも参考にさせていただきます!

胎児や乳児に対する喫煙の害が、見過ごされている状況は嘆かずにはいられません。
喫煙の影響に関して、都合のいい意見だけを誰もが信じ、
罪もない新しい命を蔑ろにした結果なのでしょう。

  •   Tsunebomb
  • 2005年05月18日 17:27

「吸う権利も有る」とか「喫煙所どうする」と考え
るいる方は、禁煙の飛行機内にも喫煙所を設
置しろと主張するのでしょうか。

閑話休題絡みになります。
低体重児として出産し、その後に知的障碍を
持った子供を持つ方を身近に二人知っていま
す。
二人とも喫煙者です。その一人が子供の居る
部屋で煙草を吸うので、受動喫煙の問題を話
し、その喫煙が子供の障碍の原因になったか
も知れないと考えたことがないかと尋ねたら、
そうかもしれないと開き直っていました。
自分の体のみならず、子供を犠牲にしてでも
喫煙を続けるようです。
別の方は三人の子供をもうけたが二人が何ら
かの問題を抱えています。同様に喫煙を止め
ようとは考えないようです。
私には二人の子供がいますが、上の子供は
内蔵に問題を持っています。私が喫煙してい
たころに生まれた子供です。
毎日のように、子供を助手席に乗せた母親が
運転席で煙草を吹かしているのを目にします。
親が喫煙する家庭の子供は知育共に発展発
達が遅れるそうです。
子供の成長を望まない親は居ないと思ういた
いのですが、そのような情報はニコチン不足
の禁断症状の前にはどうでもいい事のようで
す。

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