2005年06月23日
タバコ裁判、控訴を棄却
もしもアメリカだったら・・・と思わずにいられないが、現実にここは日本であり、日本的な判決だったと思う。考えつく限り「危険」と表記していないと企業が賠償請求を受けるアメリカ社会では、ハッキリと危険性を示さない方が悪だとされるが、日本では、薄々でも悪いものだという認識あれば、使用者に責任があるとされる。どっちが良いか悪いかというより、日本の方が消費者を保護していないと言えるし、消費者を愚弄していないとも言える。
タバコのテレビCMやドラマ、映画や雑誌の広告、一昔前のそれらを見て育った私達は、騙されていたという認識なのだが、国やJT側は、いや騙すつもりはなかったと応えるだろう。話はそれで終わりだ。そこで日本の司法は、肺癌や喉頭癌、COPD(慢性閉鎖性肺疾患)に成りたくなければ、自主的に喫煙を止めろ言っているのだ。後で寝言を言っても聞きませんとね。私は、非常に分かり易い素晴らしい意見表明だと思う。もしもタバコが悪いと思っているなら素直に止めましょう。
北海道や和歌山県など、まだ一部の自治体しか運営されていないようだが、全面禁煙や完全分煙の飲食店を「空気もおいしいお店」(google検索結果)として紹介するサービスを東京都の千代田区でも始めたというニュースは、せっかくの外食をタバコの煙によって台無しにされた経験者なら大歓迎だろう。本音を言えば、風前の灯のように「食事中、タバコの吸える店」を紹介する日が来る事を願っていたりする。こんな本もある「空気のおいしい禁煙レストラン&カフェガイド―エリア別 東京・横浜・鎌倉などの完全禁煙・分煙の232店」
続報、名古屋の禁煙区域の愛称が決まったらしい。その名も「禁煙ロード」。とにかく分かり易いネーミングだと思うが、どうも素直に納得できないのは、その他の路上でも歩きタバコは止めましょうという大前提が、いつものように片隅に追いやられている感が否めないからだろう。でも、何もしない大阪市より百万倍マシだと素直に認めます、嗚呼。orz
- たばこに関するニュース
- 朝日新聞: 「病気の原因、喫煙以外も」 二審も原告敗訴 JT訴訟
- 朝日新聞: 全面禁煙には☆☆☆ 星三つ
- 読売新聞: ここ「禁煙ロード」です 路上禁煙地区 愛称決まる
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2005年06月17日
喫煙マナーと喫煙シーン
先週、早稲田ウィークリーで「喫煙マナー」が取上げられてたが、今週は、一方の私学の雄、慶応塾生新聞で取上げられた記事を紹介しよう。キャンパス内における分煙の推進や周知・徹底を強化すると共に、喫煙マナーの向上にも努めたいとしている。しかし、意識調査の結果、面倒だからという理由で校内の規則を破る塾生に対しては、厳しく苦言を呈している。
それにしても、「面倒だ」と回答する正直さは、どう受け取ればいいのだろうか。ほんの数年前までは禁煙表示がなければ、基本的に喫煙を許されていた。しかし今では、喫煙所として許された場所でしか喫煙出来ない。この違いは大きいはずなのに、当事者である喫煙者の耳には、あまり届いていないか聞こえないフリをしているか、そのどちらかだろうと私は想像していたが、見事に外れてしまった格好だ。
こうなったら当たるまで推測したくなったので、恥を忍んで一考してみる。おそらく彼らは「面倒だ」で片付く問題だという認識なのだろう。だって数年前まで、なんの問題もなかったわけだし、劇的にタバコの成分や住宅環境が変ったという事実もない。彼らは、ルール変更自体に疑問を抱いているのかもしれないのだ。この辺りは、早稲田ウィークリーで指摘していた「認識不足」と符合する。
なぜ喫煙所でしかタバコを吸えないのか、なぜ歩きタバコやポイ捨てはいけないのか、という喫煙マナーの基本理念を知らないか納得していないのだから、それらを遵守しようと思わなくても無理はない。だからこそ将来のある塾生諸君には、社会人としての自覚を養う為にも、喫煙マナーに関して、今一度熟慮して欲しい。
次ぎは、インド政府が今年10月2日以降に公開されるすべての映画やドラマで、喫煙シーンを禁止すると発表したらしい。青少年の喫煙を助長するというのが、その理由らしい。当然のように、表現自由を侵すものだという反発もある。もし日本で施行するとなれば、私は大いに反対する。理由は、今の現状をありのままに描写すれば、必ずしも助長するとは思えないからだ。逆に、肩身の狭い喫煙者の実情を知ったり、タバコの害を知る機会にもなるのではないだろうか。
そういえば、春のキャンプで喫煙が問題に成った日本ハムのダルビッシュ有投手が、きっぱりタバコを止めてプロ初勝利を飾った。プロ野球を目指す現役の球児にとっては、いろいろとタバコについて考えるきっかけになった事だろう。
- たばこに関するニュース
- 慶応塾生新聞: 今、求められる正しい喫煙マナー
- 産経新聞: インド映画が“禁煙”に 表現の自由で反発も
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2005年06月08日
ゴミはゴミ箱へ
早稲田大学の学生部が発行する学生向け週刊広報紙『早稲田ウィークリー』に「あなたのマナーは大丈夫? 早大生マナー講座 ~基礎編~ 」という記事が今週掲載され、喫煙マナーの周知・徹底がいかに大切かを再考させられた。
最高学府で教育を受ける学生のキャンパスに「ゴミはゴミ箱へ」と書いた張り紙があるという。そして、それでもゴミは連日散らかっているという嘆かわしい現実が紹介され、最後に、「愛される隣人を目指そう」と締め括っている。記事の冒頭で指摘されているが、自由をはき違えた勘違いと認識不足という無知が原因で、彼らは周囲に迷惑をかけているとしている。
キャンパス内の喫煙状況も紹介されているが、ゴミと同様の状況を嘆いている。問題の喫煙マナーは、この数年で劇的な変化をしている最中なので、あるべき姿がまだおぼろげだし、個々の生活環境によってバラつきが激しいと私は認識している。間違った解釈をされそうな部分としては、罰金や罰則がある場所とそれ以外の場所という区分けだ。禁煙区域は、特に厳しく周知・徹底しているという説明や説得がなければ、今のところ罰金や罰則がない場所は、喫煙を許されていると勘違いしても仕方がない。
喫煙マナーに関しては、「ゴミはゴミ箱へ」レベルを徹底的に広めるしかない。良識のある喫煙者の方々は、一緒にしないでくれと反発する気持ちも理解出来るが、身近な喫煙マナーの向上を推進する事こそ、心地よい喫煙環境を保つ唯一の道ではないだろうか。

ありがたい「恩賜たばこ」が姿を消すという話し。その理由が、昨今の喫煙率の低下にあるという。どえらい物が動いたという実感が私の中にはある。激流の中に見出した象徴的な出来事のように思う。もはや禁煙は、一時的な流行ではなく、傾向なのだとハッキリしたのだ。
そこで高知のタクシーです。全国初の全車禁煙に向けて出発進行!
- たばこに関するニュース
- 早稲田ウィークリー: あなたのマナーは大丈夫? 早大生マナー講座 ~基礎編~
- 毎日新聞: 恩賜たばこ:来年度までに廃止へ 禁煙の高まりを考慮
- 高知新聞: 県内タクシー「禁煙」へ 全国初、12月までに徹底
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