2005年08月24日

未成年、値上で禁煙成功

厚生労働省研究班が2004年度に実施した10万人規模の中高生アンケートによると、中高生の喫煙率が2000年度の調査に比べると激減したらしい。過去最も高かった高校三年男子の喫煙率が、37% → 21.8%に大幅減したほか、同女子も 16% → 9.7%と減少傾向を現している。主任研究者で国立保健医療科学院の林謙治次長は、社会の禁煙化が背景にあると指摘し、さらに携帯電話代にタバコ代が押し出された可能性も高いと推測している。

もしも推測が正しければ、タバコを値上げする事で未成年者の喫煙は抑制できるのではないだろうか。まさかタバコ代欲しさに悪事を働く生徒もいないとは限らないが、そんな心配なら、先に携帯電話を問題にするべきだ。なぜならタバコ代を削ってでも、携帯代を捻出しているからだ。そうだとすれば、タバコの値上げと非行とは、あまり議論の余地のない問題なのかもしれない。4-5年をめどに、20本入り500円を目標とするよう財務省が腹を決めてくれれば、新たなニコチン中毒患者の抑制になるのは間違いない。

もう一つ、厚生労働省研究班(主任研究者、大和浩・産業医大産業生態科学研究所助教授)らがまとめた調査結果によると、京都の大・中規模ホテルにおける禁煙ルームの割合は約22%にとどまり、「日本人の約70%を占める非喫煙者を基準にサービスを提供するべきだ。行政は強い態度で対策を促し、客も声を上げてほしい」とたばこ対策が進んでいないと指摘したらしい。この指摘は、至極当然だと思うし、ホテル側が喫煙場所を提供するサービスは、他者の迷惑に成るという視点を持って欲しいとも思う。

最後に外国の話。以前、フランスの超特急TGVがアンケート結果を経て、全面禁煙になるとお伝えしたが、フランス国鉄(国鉄という響きが懐かしい)は、年内にすべての列車を禁煙にすると発表したらしい。でも、ちょっとしたオチが付いていて、既に全面禁煙した一部の路線では、電車が停車する度に喫煙者がホームに降りて一服するので、ダイヤが乱れる一因になっているとか。日本と違って、そもそも定刻が曖昧なのですが・・・orz

たばこに関するニュース
産経新聞: 中高生の喫煙4年で激減 禁煙の浸透が影響か
日経新聞: 観光都市京都、ホテルの禁煙ルーム22%にとどまる
朝日新聞: フランス国鉄、年内に全面禁煙に

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2005年08月04日

新幹線の完全分煙に期待

今年中に全車両が全面禁煙になる長野新幹線を始め、JR東日本は、2時間以内の比較的短い在来線特急も全面禁煙の方向で実施時期を検討しているとした。それに対抗したのか時代の流れか、JR東海とJR西日本は、次世代新幹線「N700系」を全席禁煙とし、別に喫煙ルームをデッキに設ける予定だという。また、現在運行している16両編成の新幹線についても、来春から禁煙車両を1両分増やすと決定したらしい。

記事にもあったが、新幹線は長距離旅客で飛行機とし烈な競争を余儀なくされていて、喫煙車両は飛行機に対抗するセールスポイントだと認識しているようだ。そこで最大限、非喫煙者に配慮して、デッキに喫煙スペースを設置するという方向になったのだろう。JR側は、多少のコストを負担する事で、喫煙者や非喫煙者、そして車両内で働く人達にも快適な空間を造ってくれたのだと好意的に受け取りたい。

この事で、JR各社が喫煙による被害に関して問題点をよく理解していると思われる。タバコを吸う人にとっては、少しばかり面倒に成るが、大勢いるところでは、紫煙と臭いは身体の害を伴う迷惑に成るという新しい社会的な規範として、どうか受け入れてほしい。この喫煙装置と喫煙者の行動が、今後の社会生活にも大きく影響するのはいうまでもない。もしもルールを守れないとなると益々、喫煙スペースは狭まる事だろう。

ルールといえば、日本一の歓楽街がある新宿区で、8/1より路上禁煙条例が施行されたらしい。区長らがティッシュを配ったり、地元商店会や区職員らも街頭に出て、禁煙を呼びかけたらしいが、肝心の罰則はなく、効果の程がどこまであるかは未知数だ。というより記事でもあるように、始めから過料徴収が出来ないと諦めているようで、当分の間、吸殻や歩行喫煙は減りそうもない。それでも何もしない私の地元よりは、十万倍マシです。orz

たばこに関するニュース
読売新聞: 次世代新幹線 全席禁煙…JR西など
産経新聞: 長野新幹線を全面禁煙に 年内に在来線特急の一部も
東京新聞: 路上禁煙条例 新宿区で施行

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